LPガスとは?

LPガスの意味は Liquefied Petroleum Gasの頭文字を取ってLPGと呼びます。液化石油ガスの略称です。LPガスには、プロパンガスとブタンガスがありますが、家庭用はプロパンガスです。
LPガスの性質は
・ニオイをつけてある
・空気よりも重い
一般に毒性が無く無色無臭です。しかし、ガス漏れを感知するために、臭いをつけてあります。
空気より重いので、万一漏れがあった時は低いところに流れ滞留する事があります。
常温常圧では気体ですが、冷やしたり圧力を加えますと液体になります。液体になると体積が気体の1/250に減少するため、輸送が容易でどこでも供給できる典型的な分散型エネルギーです。
LPガスが燃焼するには LPガスが燃焼するためには、たくさんの空気が必要です。いつも青い炎の完全燃焼の状態でお使いください。
LPガスの通常の状態 LPガスは圧力をかけて液化した状態でLPガス容器(ボンベ)に入っています。
LPガスはどのようにしてできるの 原油や天然ガスに混ざって産出されたものを特殊な処理をして回収されるほか、国内においては精製過程においても副産物として生産されます。そのほとんどが液化して輸送されます。
LPガスは環境にやさしい 燃焼後の排ガス中に含まれる二酸化炭素量が少ないです。また、硫黄酸化物や窒素酸化物の排出も少なく、粒子状物質の排出はありません。LNG(液化天然ガス)とともにクリーンな環境対応型エネルギーです。
LPガスはどのように使われているの 全国総世帯数の53%にあたる2600万世帯の消費者に利用されているほか、タクシー用・都市ガス用・工業用など幅広い分野で使われています。
LPガスの保安業務は 消費者宅におけるLPガスの保安を万全なものとするために、LPガス保安機関として認定を受けたLPガス販売事業者またはLPガス販売事業者の委託を受けた認定保安機関が次のような保安業務を行います。
1.供給時開始時点検・調査
2.容器交換時等供給設備点検
3.定期供給設備点検供給設備のガス漏れ試験など4年に1回以上行います。
4.定期消費設備調査 消費側配管、LPガス器具や給排気設備(煙突)などの調査やガス漏れ試験などを4年に1回以上(地下室に係るものは1年に1回以上行います。)
5.消費者への周知
6.緊急時対応
7.緊急時連絡