LPガスは環境にやさしく災害にも強い日本の暮らしを支えるエネルギーです。
地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題に貢献するLPガス
現在、世界規模で低炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みがなされており、省エネルギーの推進を始め、化石エネルギーの高度有効利用や非化石エネルギーの導入拡大等の様々な施策が展開されています。
温室効果ガスを削減するには、クリーンなエネルギーを効率的に利用することが必要です。LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともにCO2排出量が少なく、燃焼時の排出ガスも極めてクリーンなエネルギーです。
LPガスによるCO2削減
LPガスの需要増及び高効率機器の普及促進によって、国全体のCO2排出量の削減に貢献することができます。例えば、高効率給湯器「エコジョーズ」や家庭用燃料電池「エネファーム」の普及、産業用部門における重油等からの燃料転換が進むことにより、最大で約1,030万トンのCO2削減が可能です。
2030年の想定CO2削減
部門 | CO2削減量 (2013年度比) | 要因 |
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家庭用 | 637万トン | 灯油からの燃料転換、高効率給湯器(エコジョーズやハイブリッド給湯器の普及) |
産業用 | 263万トン | コジェネレーションや業務用燃料電池の普及重油等の液体燃料からLPガスへの燃料転換 |
運輸用 | 132万トン | タクシー用車両のハイブリット化等 |
合計 | 約1,030万トン |
環境にやさしいクリーンエネルギーである
LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、浮遊性粒子状物質(SPM)をほとんど発生しません。
災害対応力に優れている
LPガスは1戸ごと個別に供給する「分散型エネルギー」です。災害により供給がストップした場合でも、配管など供給設備の点検が短時間で済み、その場で修理することができるため迅速な復旧が可能です。また、LPガスは避難所や仮設住宅へ迅速に設置することができ、被災者の方の生活を支援することができます。
安全・安心なLPガス
これまで、LPガスに関する安全・安心の確保という観点から様々な技術開発が行われきました。多くの安全機器が実用化され、安全・安心の確保に大きく貢献しています。
また、LPガス業界としても様々な保安活動に取り組んでいます。
快適で、省エネルギーなLPガス機器
LPガスの環境性をより活かすため、家庭用・業務用・工業用などの幅広い分野で様々な技術とシステムが開発・導入されてきました。
「Siセンサーコンロ」、「エコジョーズ」、「エネファーム」、「エコウィル」など、省エネ性の高いLPガス機器があります。