カーボンニュートラルへの取り組み
世界規模で異常気象が発生し、大規模な自然災害が増加するなど、気候変動問題への対応は人類共通の課題となっています。LPガスは日本の全世帯の4割(2,300万世帯)の家庭に供給されているだけでなく、工業用・化学原料用など多岐にわたる分野で利用されており、国民生活を支える必要不可欠なエネルギーとなっています。LPガス業界においても、カーボンニュートラルの取り組みが期待されており、家庭におけるカーボンニュートラルの推進として、省エネ給湯器の普及や石油からの燃料転換を進めていくこととしています。更にグリーンLPガスの社会実装により、2050年のカーボンニュートラル達成を目指すこととしております。
LPガスは環境にやさしいエネルギーとして多様な取り組みを行い貢献しています。
LPガスのカーボンニュートラルロードマップ
2030年のトランジット期間までに、家庭におけるカーボンニュートラル対策としてエコジョーズやエネファームなどの高効率給湯器を普及するとともに、産業部門においてCO2排出量の多い石油からLPガスに燃料転換を進めていきます。
さらに、グリーンLPガスの実現に向けて研究開発を進め、2050年までには現在のLPガス消費機器がそのまま利用できる「グリーンLPガス」の社会実装を実現することにより、カーボンニュートラルの達成を目指していきます。
●グリーンLPガス
カーボンニュートラルに向けて、化石燃料である LP ガスを海外から調達する業界構造から、バイオマス等から (化石燃料由来ではない)グリーン LP ガスを合成する技術を確立することによ り、グリーン LP ガス製造 業の創出を図ることで、カーボンニュートラルに貢献する業態へ転換する必要があります。
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